【食のトレンドレポート Vol.6】「うどん・パスタ群」は 「一工夫」のためのお伴!!

【目次】「うどん・パスタ群」は「一工夫」のためのお伴!!

  • さらに“不易”のテーマを追う
  • 「うどん・パスタ群」というスイッチ
  • シニア層の〈きっかけ〉は昼型だが…。
  • 「工夫」と「段取り」の一体化!

執筆:辻中 俊樹(マーケティングプロデューサー)


食のトレンドレポートVol.6が配信されました。Vol.6では、なぜ「うどん・パスタ群」が年間を通して<気になる>スイッチを押すのか、また「うどん・パスタ群」が食べられる<きっかけ>は何なのか、生活シーン分析の視点から、麺類という括りでは説明できない「うどん・パスタ群」の持つ価値の本質に迫ります。


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【食のトレンドレポート Vol.5】より抄録 | 「朝ごはん」に渦巻く 生活者の欲求を捉えているか?!

「朝ごはん」に渦巻く生活者の欲求を捉えているか?!

  • トーストの「飽きさせない」一工夫!
  • 「おにぎり」も魔法の杖!
  • 「朝ごはん」は通年〈気になる〉
  • 朝の「微変化」は生活全体の価値

トーストの「飽きさせない」一工夫!

「目先を変えて飽きさせない」、これは幼児を持ったママの大切なテーマである。「飼育員さん」前期にはとても重要なことである。
<略>
繰り返されていく平日の朝食、その中でトーストに顕在化された「飽きさせない」ための「微変化」の「一工夫」は、「飼育員さん」前期には顕著なのは当然だが、実はこれはシニア層の「朝食」にも、同様のことが決定的に重要なテーマになっており、それが実態であるといっておく。シニア層は保守的で、新しいことや変化を求めないといったことはとんだ先入観であり曲解である。やがてレポートするので楽しみにしておいてください。

「おにぎり」も魔法の杖!

おにぎり、おにぎらず、卵焼き

「おにぎり群」に求められるのもまた、「微変化」の「一工夫」である。

この平日の朝の「飽きさせない」ための「一工夫」は、トーストだけではなく「おにぎり群」というキーワードにも全く同一の傾向がみられる。「おにぎり」「おにぎらず」というキーワードが〈気になる〉スイッチを押すのも「平日」パターンなのである。
<略>
つまり、トースト、「おにぎり群」、「朝ごはん・お弁当群」の中のお弁当と卵焼きは、「平日の朝」という共通価値を持っているのだ。朝食において卵というアイテムは不動の中心打者である。もちろんお弁当の中にも必ずといっていいほど入るのが卵焼きだ。

毎日繰り返されるお弁当にとって「目先を変えて飽きさせない」ことは必須の条件である。加えて、お弁当に詰めこまれていくアイテムは朝食でも食べられるし、子供のお弁当だけではなくママのお昼ごはんやお弁当にもなっていく。だから、「微変化」の「一工夫」は極めて重要なのである。

「朝ごはん」は通年〈気になる〉

お弁当、卵焼きと同じ群に入れておいた「朝ごはん」、「朝食」というキーワードは、これまで述べてきた他のキーワードとは全く異なり、ほぼ「休日」と「平日」との波動の差異がなく、一週間を通して〈気になる〉スイッチを押し続けているのだ。もっといえば年間を通じて〈気になる〉のだ。

「朝ごはん」と「朝食」は、たまたま2種類のキーワードに分類されているだけで生活の中では同じ意味だと理解できる。

先ほども述べたが「朝ごはん」系は週間の波動もなく、一年間の波動もない。そして決定的なことは、一年間を通じて常にベスト10の中に入っていることである。これはたった1つ「朝ごはん」だけだ。
<略>

朝の「微変化」は生活全体の価値

子どもたちの朝食シーン

「朝」は改めて着目し直すべき“不易”のキーワードである。 変化が起こりにくい朝食には「微変化」の欲求が渦巻いている。

<略>
必ず繰り返される「朝ごはん」、いわゆるTPOの変化が最も起こりにくい生活シーンにこそ、「微変化」の欲求が渦巻いているということになる。そして、その朝というシーンの中に「平日」と「休日」という、やはり〈きっかけ〉スイッチの入り方の違いによって、〈気になる〉スイッチが異なるという特徴を持っている。

これは食のトレンドから覗きみたことではあるが、生活全体の中における「朝」というTPOは、あらためて着目し直すべき生活価値のありかだといえそうだ。

執筆:辻中 俊樹(マーケティングプロデューサー)


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【食のトレンドレポート Vol.4】より抄録 | 「微変化」を生み出す 「トースト」での「一工夫」。

「微変化」を生み出す「トースト」での「一工夫」。

  • 「休日の朝」という〈きっかけ〉スイッチ
  • 「フレンチトースト」が〈気になる〉
  • 「一工夫」することの価値!
  • トーストの〈気になる〉スイッチとは?

「休日の朝」という〈きっかけ〉スイッチ

パンケーキとバナナ

休日の朝に「フレンチトースト・パンケーキ群」が〈気になる〉のは、親子の休日が合致し「微変化」の欲求が現れた結果といえる。

「朝」の「微変化」という生活価値をさらに深堀りしていくために、まず「フレンチトースト・ホットケーキ群」に注目してみよう。1週間の中での検索の波動、つまり〈気になる〉スイッチの押されるパターンをみると、明らかに「土、日曜」パターンであることがわかる。

つまり、食を意識した際に「フレンチトースト・パンケーキ群」のことが〈気になる〉のは「土、日曜」というウィークエンドのオケージョンであることがわかる。もう少し正確にいえば「休日」オケージョンだということになる。

たとえば2015年9月でいえば、シルバーウィークの5連休すべての日付で、この群が〈気になる〉スイッチを押していることがわかる。
<略>

「フレンチトースト」が〈気になる〉

<略>
「朝」の「微変化」の欲求が、最もクリアに現れるのはやはり休日の朝なのである。そして、いつもとは少し違った朝食として、普段とは異なった「フレンチトースト群」が想起され選ばれるのだ。

つまり、この〈気になる〉スイッチの前に休日の朝という〈きっかけ〉スイッチが入ったのである。

因みに、平日と休日のスイッチの入り方の差異が9月は極めてハッキリとしていたのに対して、7月の中旬から8月ではその差異が比較的近似化していた。フレンチトーストなどはほとんど平日と休日の差がなくなり平準的に登場し、なおかつベスト50の中で5位にまでランキングを上げている(7月は11位、9月は13位)。

これは子供たちが夏休みに入り、「休日」タイプのオケージョンが連続してくることが背景にあるといえる。

「一工夫」することの価値!

<略>
「休日の朝」が「微変化」の〈きっかけ〉スイッチを押しているという事実は、決してそんなに目新しいことではない。「休日の朝」はブランチという言葉に代表されるように平日の朝とは異なった価値観が浮上することは当然ともいえる。

ところが、重要なのは決して「大変化」を欲求している訳ではなく、同じく「パンな気分」ではあるけれど、フレンチトースト、サンドイッチといった少しだけ普段とは異なったものを想起するということがポイントなのである。ディテールをみていると、平日はチーズサンドだったものがフルーツサンドに変わるといったように。「一工夫」の楽しさということだ。
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トーストの〈気になる〉スイッチとは?

バナナと栗のハニートースト

トースト一枚に栄養バランスがセットアップされる“ワントースト”。これは、平日の朝食に「一工夫」で微変化を求めた結果といえる。

ところがこの「トースト群」の中でトーストだけは、全く正反対の傾向がみられる。決定的に平日というオケージョンがこの〈気になる〉スイッチを押している。

つまり、トーストに限ってみれば「休日の朝」という〈きっかけ〉スイッチも、〈気になる〉スイッチも全く作動しないのである。逆に「平日」に限ってのみ〈気になる〉スイッチにつながる〈きっかけ〉があるといっていい。

それを見るためには、まず「トースト」が〈気になり〉、実際に何を〈調べて〉いるのかというところが仮説立てになる。私たちからみればトーストはトーストに過ぎないということになるのだが、この先で調べているポイントは、たとえば「納豆トースト」であり、「ツナマヨトースト」であり、「チーズベーコントースト」といったものになっている。
<略>

執筆:辻中 俊樹(マーケティングプロデューサー)


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