tsujinaka のすべての投稿

【6月】2015年6月の食のトレンド予測

2015年6月に人気度が高まる(一定の人気度を保つ)と予測されるキーワードは次のようになります。

イベント

イベントは父の日がメインですが、月の後半は七夕への興味も高まります。運動会や遠足のシーズンでもあり子どもを持つ家庭ではキャラ弁などを利用します。

  • 父の日
  • 七夕
  • 運動会
  • 遠足
  • キャラ弁 他

麺類が増加する季節です。主に冷製で食べるケースが多くなっています。

  • そうめん(そうめんチャンプルー他)
  • うどん(サラダうどん他)
  • パスタ(冷製パスタ他)
  • 冷やし中華 他

旬の野菜

なすの調理の簡単さや、梅の保存性が季節に馴染みやすく、これらは増加します。また、ゴーヤなどの夏野菜の人気度も高まりそうです。

  • なす(煮浸し・焼きなす他)
  • 梅(梅酒・梅ジュース・梅シロップ・梅干し他)
  • 絹さや
  • そら豆
  • きゅうり
  • ピーマン
  • ゴーヤ
  • ズッキーニ
  • しそ(しそジュース)
  • トマト
  • とうもろこし
  • アスパラ
  • さくらんぼ
  • びわ 他

その他

全体的にはさっぱりしたものが増加すると予測しています。フレンチトーストやホットケーキは健在です。

  • ラタトゥイユ
  • 冷しゃぶ
  • 餃子
  • ホットサンド
  • フレンチトースト・ホットケーキ・トースト
  • ベーグル
  • 卵料理(スクランブルエッグ他)
  • ゼリー
  • 寒天
  • スムージー
  • ピクルス
  • 胸肉
  • 豚肉
  • ランチ
  • ダイエット 他

(2015年9月27日追記)結果と来年予測は2015年6月の食のトレンド結果と2016年のトレンド予測をご覧ください。また、各素材や料理が具体的にどのような味になっているか、どのようなシーンで利用されているか等、詳細の把握が必要な方は食のトレンド【PRO】もご利用ください。

【4月中旬〜5月中旬】2014年と2015年のトレンド比較

4月中旬〜5月中旬の2014年と2015年上昇したキーワードの比較では、2014年同期間と比較して2015年には、「お弁当」「おにぎり」「サンドイッチ」「卵焼き」「バーベキュー」など屋外での食事に関するキーワードの人気度が高まりました。これは2015年の大型連休に晴天が続いたことも影響しているとみられます。4/26〜5/6で東京では日中で雨天の日はない(※気象庁)天気の良い大型連休となりました。大型連休の週末(2015年は5/2・3)に「バーベキュー」の人気度が特に高まるのは毎年共通の傾向です。

同期間比較で上昇したキーワード

  • 2014年同期間は1位。
  • 2014年同期間:21位から上昇。
  • 2014年同期間:5位から上昇。
  • 2014年同期間:20位から上昇。
  • 2014年同期間:24位から上昇。
  • 2014年同期間:28位から上昇。
  • 2014年同期間:29位から上昇。
  • 2014年同期間:69位から上昇。
  • 2014年同期間:64位から上昇。
  • 2014年同期間:54位から上昇。
  • 2014年同期間:71位から上昇。
  • 2014年同期間:NEW
  • 2014年同期間:94位から上昇。
  • 2014年同期間:46位から上昇。
  • 2014年同期間:97位から上昇。

「たけのこ」の人気度が増加

野菜では「たけのこ」「ふき」「玉ねぎ」が人気度を上げています。一方で「こごみ」「たらの芽」「こしあぶら」など前年比で人気度の伸びなかった野菜もあります。2014年に初挑戦して2015年は食べなかったケースも多いとみられます。

「ランチ」の人気度が数年で大きく伸びる

「ランチ」や「朝ごはん」は毎日一定のボリュームがありますが、特に「ランチ」はこの数年で大きく伸びています。素材からメニューを決めることの多い夕食に比べ、昼食は「ランチ」で検索することが多くなっています。

GWのメニューは天気との相関が高い

大型連休には「バーベキュー」や「あさり」が増加傾向にあります。全体的に屋外で食べるメニューが増加したことが大きな特徴となりました。

実用性が変われて底堅い「おにぎらず」

子どもが喜ぶキャラ弁は人気度を上げましたが、作る負担を回避するため簡単にクオリティを出したいというニーズは高まっています。一方で「おにぎらず」は実用面も買われており、おにぎりやサンドイッチの動きとも連動していることから、2015年も9〜10月の弁当シーズンにも一定の人気を確保することが予測できそうです。

【節分】恵方巻きのなかでもキンパなどの肉巻が増加傾向。手巻き寿司も2012年頃から増加傾向。

恵方巻きでは太巻きとキンパが人気。手巻き寿司が増加傾向

節分の食の代名詞となった巻き寿司・太巻きは全体として増加傾向にありますが、その中でも二つのトレンドがみられました。一つはキンパ(韓国ののり巻きでキムパプともいわれます)がここ数年増加傾向にあること。キンパは豚肉や牛肉を使った海苔巻きで、韓国ではファストフードとして定着しています。節分の巻寿司としてスーパーで「キンパ太巻」としてもPRされているため家庭でも作る人が増えているとみられます。もう一つのトレンドは手巻き寿司が増加傾向にあることです。手巻き寿司は2012年頃から節分の使用頻度も増加傾向にあるとみられます。ちらし寿司は圧倒的に3月の桃の節句の需要が多いといえそうです。

巻き寿司にけんちん汁を合わせる傾向もみられる

かなり小さな動きではありますが、恵方巻きにけんちん汁を合わせる傾向もみられます。googleトレンドで見ると、ひな祭りが「ちらし寿司+お吸い物」となっているのに対し「恵方巻き+けんちん汁」との訴求も考えられます。