【4月中旬〜5月中旬】2014年と2015年のトレンド比較

4月中旬〜5月中旬の2014年と2015年上昇したキーワードの比較では、2014年同期間と比較して2015年には、「お弁当」「おにぎり」「サンドイッチ」「卵焼き」「バーベキュー」など屋外での食事に関するキーワードの人気度が高まりました。これは2015年の大型連休に晴天が続いたことも影響しているとみられます。4/26〜5/6で東京では日中で雨天の日はない(※気象庁)天気の良い大型連休となりました。大型連休の週末(2015年は5/2・3)に「バーベキュー」の人気度が特に高まるのは毎年共通の傾向です。

同期間比較で上昇したキーワード

  • 2014年同期間は1位。
  • 2014年同期間:21位から上昇。
  • 2014年同期間:5位から上昇。
  • 2014年同期間:20位から上昇。
  • 2014年同期間:24位から上昇。
  • 2014年同期間:28位から上昇。
  • 2014年同期間:29位から上昇。
  • 2014年同期間:69位から上昇。
  • 2014年同期間:64位から上昇。
  • 2014年同期間:54位から上昇。
  • 2014年同期間:71位から上昇。
  • 2014年同期間:NEW
  • 2014年同期間:94位から上昇。
  • 2014年同期間:46位から上昇。
  • 2014年同期間:97位から上昇。

「たけのこ」の人気度が増加

野菜では「たけのこ」「ふき」「玉ねぎ」が人気度を上げています。一方で「こごみ」「たらの芽」「こしあぶら」など前年比で人気度の伸びなかった野菜もあります。2014年に初挑戦して2015年は食べなかったケースも多いとみられます。

「ランチ」の人気度が数年で大きく伸びる

「ランチ」や「朝ごはん」は毎日一定のボリュームがありますが、特に「ランチ」はこの数年で大きく伸びています。素材からメニューを決めることの多い夕食に比べ、昼食は「ランチ」で検索することが多くなっています。

GWのメニューは天気との相関が高い

大型連休には「バーベキュー」や「あさり」が増加傾向にあります。全体的に屋外で食べるメニューが増加したことが大きな特徴となりました。

実用性が変われて底堅い「おにぎらず」

子どもが喜ぶキャラ弁は人気度を上げましたが、作る負担を回避するため簡単にクオリティを出したいというニーズは高まっています。一方で「おにぎらず」は実用面も買われており、おにぎりやサンドイッチの動きとも連動していることから、2015年も9〜10月の弁当シーズンにも一定の人気を確保することが予測できそうです。

【野菜】旬野菜か通年野菜か、シーンと食べ方、合わせる素材と調理法がレシピの決定要因

野菜を使ったレシピは、さまざまな理由によって決定されています。

季節を感じる旬野菜と、定番料理に使われる通年野菜

野菜には大きく分けて、旬野菜(例えば、竹の子・ゴーヤなど)と通年野菜(例えば、もやし・じゃが芋)があります。春は芽野菜・山菜・豆、夏は瓜・葉もの野菜、冬にはエネルギーが高く身体を温める効果のある根菜へと季節によって変わるのが旬野菜です。季節ごとに異なる旬野菜は、メディアや売場でも接点が多く、季節を感じたいという想いでレシピに取り入れられる傾向があります。一方通年野菜は、節約料理に使うもやしや、カレーに入れるじゃが芋やにんじんのように定番料理に使われることが多く、旬野菜と通年野菜は、異なる使われ方をしていることが特徴です。

夏バテ対策にゴーヤ、冬は白菜の鍋で温まるなど、季節毎のシーンと共に移り変わるのが旬野菜です。

炊き込みご飯、サラダ、鍋、麺類の具材として

弁当や炊き込みご飯は春と秋に、サラダは初夏に、麺は真夏に、鍋は冬にというように、季節ごとに需要が伸びる料理は異なります。

平日と休日、朝食・昼食・夕食の違い

レシピの決定に大きく関わります。例えば平日と休日ではどのような違いがあるでしょうか。以下のトレンドに見られるのは、パンケーキ、鍋、ランチ、ケーキ、ラーメンが週末(土日)に共通して高まる点です。これは朝食にパンケーキを、昼食にラーメンやチャーハンを、夜は鍋を食べて最後にケーキ(スイーツ)を食べるということの一例です。特に土日は素材(例:白菜)からではなく、料理(例:鍋)からレシピを決定する傾向にあります。

レシピはさまざまな要因が複合的に合わさって決定されます

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【栗】9月下旬〜10月上旬の人気が高まり、栗ごはん、渋皮煮、栗きんとんが主力

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栗は調理の手間がかかるものの秋の旬としてのイメージが根強い

調理の難易度の高さから栗ごはんか渋皮煮に落ち着く傾向

栗の人気は、2014年は9月1日〜10月22日まで高まり、ピークは10月4日、ボリュームゾーンは9月下旬から10月初旬でした。

最も人気の高い料理は「栗ご飯」と「栗の渋皮煮」でした。皮剥きが面倒な素材ですが、子どもが喜ぶ料理でもある「栗ご飯」で秋を堪能しているようです。一部のユーザーはパウンドケーキやマロングラッセ、モンブラン、マロンクリームなどにも挑戦しますが、調理の難易度が高いため敬遠されがちのようです。栗を初めて調理する人も多くみられ、旬を楽しみたいというニーズが先行しているようです。

栗を使った料理の代表格は栗きんとんですが、お節料理の使用が大半で、旬の時期に作るケースは限定的です。圧力鍋では風味が損なわれるため皮を手で剥くユーザーも多く、旬を味わうために「頑張って料理をする」典型の素材といえそうです。

2014年の栗と栗料理のトレンド推移

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9月下旬から10月上旬までその時期の旬素材として最も存在感があります

栗料理=栗ご飯、栗の甘露煮、栗の渋皮煮、ゆで栗、栗きんとん、栗おこわ、栗渋皮煮、焼き栗、茹で栗、甘栗の合計値

栗ごはんのトレンド推移

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栗を使った料理は栗の旬と重なる季節限定の料理といえます

栗の渋皮煮のトレンド推移

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栗きんとんのトレンド推移

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栗きんとんはほとんどがおせち料理での利用となっています

Google トレンド における推移