【野菜】旬野菜か通年野菜か、シーンと食べ方、合わせる素材と調理法がレシピの決定要因

野菜を使ったレシピは、さまざまな理由によって決定されています。

季節を感じる旬野菜と、定番料理に使われる通年野菜

野菜には大きく分けて、旬野菜(例えば、竹の子・ゴーヤなど)と通年野菜(例えば、もやし・じゃが芋)があります。春は芽野菜・山菜・豆、夏は瓜・葉もの野菜、冬にはエネルギーが高く身体を温める効果のある根菜へと季節によって変わるのが旬野菜です。季節ごとに異なる旬野菜は、メディアや売場でも接点が多く、季節を感じたいという想いでレシピに取り入れられる傾向があります。一方通年野菜は、節約料理に使うもやしや、カレーに入れるじゃが芋やにんじんのように定番料理に使われることが多く、旬野菜と通年野菜は、異なる使われ方をしていることが特徴です。

夏バテ対策にゴーヤ、冬は白菜の鍋で温まるなど、季節毎のシーンと共に移り変わるのが旬野菜です。

炊き込みご飯、サラダ、鍋、麺類の具材として

弁当や炊き込みご飯は春と秋に、サラダは初夏に、麺は真夏に、鍋は冬にというように、季節ごとに需要が伸びる料理は異なります。

平日と休日、朝食・昼食・夕食の違い

レシピの決定に大きく関わります。例えば平日と休日ではどのような違いがあるでしょうか。以下のトレンドに見られるのは、パンケーキ、鍋、ランチ、ケーキ、ラーメンが週末(土日)に共通して高まる点です。これは朝食にパンケーキを、昼食にラーメンやチャーハンを、夜は鍋を食べて最後にケーキ(スイーツ)を食べるということの一例です。特に土日は素材(例:白菜)からではなく、料理(例:鍋)からレシピを決定する傾向にあります。

レシピはさまざまな要因が複合的に合わさって決定されます

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