【食のトレンドおすすめイベント】食べたい力に火をつける!『〈食べぢか〉open kitchen』

本イベントは終了いたしました。たくさんのご参加をいただき誠にありがとうございました。当日のイベントの模様、9月に刊行予定の出版物に関してもまた別に様々な形でレポートしていく予定です。あわせてご期待ください。

食のトレンドのおすすめイベントのご案内です!!

「食のトレンドレポート」から生まれ、未来の食のトレンドの鍵を握るキーワード<食べぢか>。

<食べぢか>をたっぷり「見える化」する試みとして、千歳船橋の「ロカンダ世田谷」にて、オープンキッチンイベントが開催されることになりました!

<食べぢか>のエッセンスがふんだんに散りばめられた料理(食べ放題、飲み放題)、料理教室(昼の部のみ)、ミニセミナーで<食べぢか>をライブ体験できる「<食べぢか>open kitchen」で未来の「食のトレンド」のエッセンスをご堪能ください。

開催日時

2016年4月28日(木)、29日(金)、30日(土)の3日間
参加費:5,000円

開催場所

ロカンダ世田谷
住所:東京都世田谷区船橋1-12-14-2F(小田急線 千歳船橋駅より徒歩3分)
電話:03-6413-6944

お問い合わせ

ロカンダ世田谷、辻中美緒(ロカンダ世田谷 オーナーシェフ&フードコーディネーター)まで直接お電話ください。
※プロフィールは最新メディア掲載:バイノキュラー「LOCANDA世田谷 辻中オーナーシェフインタビュー」をご覧ください)

このページをご覧になってお問い合わせいただく際には、「食のトレンドを見た」と仰っていただければ幸いです。

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30〜40代女性の生活を見える化!「食トレ研究」2017年の生活者の食ニーズ

【緊急告知!】2017年春夏の商品開発、マーケティング戦略に取り組まれる皆さまへ!

本記事に関する最新情報を配信しています。詳細はこちらからご覧ください。(追記:2016年12月8日)

春陽の候、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。平素は「食のトレンド」をご利用いただき誠にありがとうございます。

さて、2017年春夏の商品開発、マーケティング企画に取り組まれる皆さまへの緊急告知をさせていただきます。

「食のトレンドレポート」は、2016年4月上旬現在、本レポート・サブレポートを合わせ、30号を突破いたしました。日々増加するご登録者さま、レポートのエッセンスを現場に活用される方々、コンセプトを大きな戦略の土台としたいという読者からのお言葉、予想以上に大きなフィードバックをいただきながら続けてくることができました。ひとえに皆さまのおかげと感謝申し上げます。

この度「食のトレンド」では、これまでより具体的なファクターで皆さまのお役に立ちたいとの思いから、2017年春夏の食に関わる商品開発やマーケティング戦略のためのサービス提供をさせていただくことになりました。

「食のトレンドレポート」でお伝えしてきたことを、実際に開発や企画にお役立ていただける食のトレンド完全オリジナルサービスになります。具体的には「食のトレンド」が独自に行った生活日記調査の研究成果から、「2017年の食に関する生活者ニーズ」を抽出して調査研究レポートとして提供させていただきます。これまでの「食のトレンド」の集大成となるプロフェッショナル向けサービスの【第1弾】です。※独自調査:2016年3月11日(金)〜3月17日(木)まで、11人のヤオコーユーザー(30~40代、女性、既婚・子供あり、ヤオコーで週2回以上買い物をする習慣がある方)をモニターとする生活日記調査を実施。

私たちの強みは、30年以上にわたる生活日記調査の実績から、生活者のニーズをより鮮明に抽出できる技術力です。研究チームが一丸となり、最新の研究成果として、今回皆さまに提供させていただきます。

題して、

2017年春夏の開発・マーケティングのための「食トレ研究」
ヤオコーユーザーにみる、2017年の生活者の食ニーズ

合計約300ページになる今回の調査研究レポート。旬の情報をいち早くご活用ください。ご検討いただくための参考資料としてドラフト版サンプルデータを無料提供していますのでご覧いただければ幸いです。

≪ファクト ファインディングス≫ INDEX

(1)<食べたい力>で動く生活者の写し鏡 ―なぜ今、ヤオコーユーザーなのか―

  • 買って良かった“とろけるアボカド”との出会い —–目的外の買い物をさせるヤオコーの<接点力>
  • 旬がある「パン屋」とも「ミニあんぱん」ともちょっと違うパン —–パスタをセットしたヤオコーベーカリーのとりわけスタイル
  • 惣菜メンチカツと朝の残りの豚汁…「これだけで満足」 —–ヤオコーの天ぷら・フライの使われ方
  • かぼちゃの煮物を合わせた、母と娘の昼弁当 —–子供に食べさせても安心なヤオコーのお弁当
  • つい買いたくなるお惣菜を我慢する…ヤオコーユーザーの心理 —–生活バランスを取るために使われるヤオコーの強さ
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(2)「コマ切れ」生活の「縫い目」としての「食」 ―生活動線パターンの類型―

  • 家族で豚汁を食べた朝、ママとパスタを食べた昼、パパのいない夜うどん —–1人、親子、夫婦、家族の食シーン
  • 朝からインスタントラーメンと冷凍焼きおにぎり —–主婦とワーキングママの生活動線
  • 「流れるようにスーパーへ」の買い物行動 —–子供の<送り迎え>と<病院>というきっかけ
  • 義実家で食べたしゃぶしゃぶと焼肉と和菓子と洋菓子と… —–家族を取り巻く人々
  • 駐車料無料のために買った大袋の菓子とビール —–飼育員さんたちの日常生活
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(3)<献立><メニュー>よりも<食べたい力> ―生活動線から見た食シーン―

  • 朝に集まる家族の食 —–自宅での食事
  • 休日の夜のごちそう焼肉、家で焼肉はちょっと… —–家族での外食
  • 日常食の選択と異なる自宅近くのカフェパスタとサラダ —–子供の習い事とママ友ランチ
  • 屋上で食べた「おにぎり」と、こどもルームで食べた「いなりずし」 —–<屋内><屋外><半屋外>での食シーン
  • 車の中はママがホッと一息、お一人カフェ空間 —–車で移動中の食
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(4)家庭内家族食の「最後の砦」 ―朝食にみる<微変化>の欲求―

  • 何はともあれパンは<微変化>の強い味方 —–チビたちの目先を変える、そして完食へ
  • ふりかけだけでなくしらすを入れてみた「おにぎり」 —–おにぎりと焼きおにぎり
  • 「飽きてきた…」朝食においしさを加えたミニグラタン —–朝食のパンとごはんと、卵と肉加工品の次へ
  • 朝食の「おから」に「からあげ」、「つくね」「肉じゃが」全部作り置き —–3大構成要素<残り物><冷蔵・冷凍 作り置き><冷凍食品>
  • 前日の煮込みうどんに味噌を入れた朝食のうどんと、アサイと野菜のジュース —–多彩な飲み物と汁物・スープ
  • チャーハンにもおにぎりにも野菜ジュース —–健康づくりの朝
  • すぐ食べられるようにおにぎりにした朝食 —–ささっと食べる朝
  • 外食気分を味わいたかったパスタとガトーショコラ —–週末の家族の朝食とブランチ
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(5)<メニュー名>はあっても<献立>が消える―<メニュー名のある食卓>―

  • 付け合わせの一品としての鯖の塩焼き —–焼き魚の価値
  • 本日決行 ママ力炸裂メニュー 全力手作り餃子!<使い回し>もきく —–ギョーザを取り巻く生活シーン
  • お刺身に負けた…賞味期限が切れそうになった牛モモステーキ肉 —–牛肉に見たごちそう感
  • 夫の海外出張日…祈りを込めた朝の豚汁…からの<使い回し> —–豚汁のベネフィット
  • 子供がパクパク、ひじきの煮物から切り干し大根まで —–手づくり和惣菜の強さ
  • ルウ一箱分つくった「カレー」と、女子のお楽しみ「グラタン」 —–カレー、グラタン・ドリアの実際
  • 締めのリゾットでミラクルが起きたトマト鍋 —–しゃぶしゃぶと鍋の満足度
  • 多品種少量の断片「小皿に乗った唐揚げひとつ」 —–唐揚げの大量生産にみる料理の価値
  • 「しゃぶしゃぶ」はサラダ!食卓全部がサラダ!? —–「サラダ」が崩れていく
  • ヨーカドーで買ったサラダレトルトと、朝からサラダのその後 —–生野菜サラダとサラダ風野菜と漬物
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(6)<メインディッシュ病><料理病>からの解放 ―<メニュー名のない食卓>―

  • 「おでん」はあれども<献立>は崩壊 —–メンチカツと一緒の意味不明のもの
  • とりあえず乗せておけば…野菜炒めのチーズのせ —–調味料化したチーズ
  • 息子が完食した「野菜と鶏肉のめんつゆバター炒め」 —–解き放たれた炒め料理
  • 残り物をアレンジした「若鶏の炒め物の卵とじ」 —–卵焼きに具を入れるという行為
  • お昼がジャンクだった日の豚汁は野菜たっぷり —–具沢山の野菜スープとサラダ
  • 漬物とチーズを同じ皿にのせる朝食の<食卓力> —–たくあんとピクルス、浅漬け
  • マンネリ化した白菜とクックパッドのクリーム煮 —–困ったときのレシピ検索
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(7)「簡便」「時短」「節約」… その先の価値 ―<買い物力>の生活文脈―

  • エンターテインメント「コストコ」…結果冷凍庫パンパン —–お店めぐりとコストコにみる<買い置き力>
  • 皿にもケーキにもヨーグルトにもお弁当にも…最もビビッドな<さし色> —– “苺”に見た旬の強さ
  • クオーターパウンダーが完食できない…結果、夜は鯖の塩焼きと豚汁に —–マクドナルド直後の和食用の買い物から何が見えるか
  • 子供の友達宅でのお持ち寄りに、パンとおにぎりとうどん —–コンビニが果たす役割をみる
  • 「カルビ弁当」を買ったパパも、おばあちゃんには「十五品目の黒米弁当」 —–男女の価値観が表れたマックスバリュのお弁当
  • 水筒を忘れた日のボルヴィックとポカリスエット —–日常生活での自販機のイレギュラー利用
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(8)<暮らしの接続詞> 「ふぅぅ~」「よし!」 ―「間食」「コーヒー」「アルコール」の重要性―

  • 子供の体力が尽きた帰り道、駆け込んだイオンのフードコート —–レストランとフードコート
  • 週末の夜更かしで食べた<買い置き>のシュークリーム —–1人のコーヒータイムと夫婦のコーヒータイム
  • 家計簿の傍にコーヒーとビスケット —–コーヒー&菓子とデクスワーク
  • コックピット的に食べたソフトサラダとチョコレート —–子供の帰宅後から習い事までの時間に食べたお菓子
  • <小晴れ>気分の句読点 —–アルコール飲料の価値を探る
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(9)TOPIX

  • 寒いから食べたい…朝仕込んで夜食べた小鉢の「おでん」 —–寒の戻りがあった調査期間
  • おかしのまちおかで買ったハローキティマシュマロ —–ホワイトデーと子供のお菓子交換
  • 食材スケジュールが狂ってしまう… —–ちょっと困った義母からの色々差し入れ
  • 私が料理を手抜きすると子供が風邪をひきそう —–家族の健康を守る「子供>夫>自分」の価値観
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なお本サービスは、メインの「食のトレンド」研究レポート、日記調査全データ、購入者限定の「2017年春夏のための食のトレンドセミナー」へのご招待がパッケージとなります。調査分析段階でもスタッフ一同、非常に大きな手応えを感じている本プロジェクト。ぜひご活用ください。

「食トレ研究」2017年の生活者の食ニーズ

【news】「食のトレンドレポート」は仮説力をもった顧客理解への道だ

ジーリサーチの近藤岳裕さんから、『食のトレンドレポート』の感想コメントをいただきました。全文ママで掲載致します。『アブダクション』は大変大切なポイントです。


日夜ビックデータに触れ、そのデータを利活用した事業開発や企画提案を仕事としているが、どうも手詰まり感を感じることが往々にしてある。そんな中、先日、松岡正剛の千夜千冊でこのような話が出ていた。

ビッグデータにもクラウドにも適確な解釈のための編集工学が必要だろうに、その着手がひどく遅れているのです。「タメになる情報」と「ダメになる情報」とがかたまりとして区別できないのですね。
ビッグデータの解析にとって最も必要なのはデータ・アナリシスだけではなくて、仮説力をもったアブダクティブ・アプローチであるのに、このことが理解されていないのです。

1566夜『アブダクション』米盛裕二|松岡正剛の千夜千冊

現在のビックデータビジネスは、システムやインフラ、ツールや手法の提供に特化されており、本当に大切な顧客の「価値」や世の中の「価値」をどう作るか?という本質的な部分が抜けてしまっていると感じることがある。冒頭の「手詰まり感」というのはまさしくこのことを指しているように感じている。

***

日々の企業活動は未知なる正解・真実・事実と思われるものをつかむため、様々な研究開発、企画、製造、販売が行われる。この未知なる正解・真実・事実と思われるものは、当然のことながらそんなにすぐに目の前に現れてこない。

そんな中、よく使われている方法論に「演繹法」と「帰納法」という推論の方法論がある。各々をざっくりと説明すると以下のように論理を進めていき、結論にたどり着く方法論である。

===

■演繹法

与えられた観察データを“説明する”ための論理を形成するものであり、使い方としては以下のように推論を進めていく。

・大前提:人は死ぬ
  ↓
・小前提:ソクラテスは人間である
  ↓
・結論:ソクラテスは死ぬ

つまり最初の「大前提」がとても大切で、ここに誤りや偏見があると結論は必然と歪んだモノ、誤った方向に向かっていってしまう。

■帰納法

これは観察データに“もとづいて”一般化をするための方法論である。使い方としては以下のように推論を進めていく。

・仮説:人は死ぬ
・観察結果:ソクラテスは死んだ、真田幸村は死んだ、リンカーンは死んだ、じいさんも隣の人も死んだ、
・結論:人は死ぬ

最初の仮説を設定した後、その仮説を証明するような事例を沢山の観察の中から集め、一般化してく。どこまで事例を集めれば一般化するか?という判断が難しいところがある。

===

各々の推論は意識しているかどうかは別として、企業活動の様々な場面で活用されていると思う。

そして、第三の推論と言われる方法論がある。
それが「アブダクション」というものだ。

これは「仮説的推論」とも訳されることがあるが、言ってみれば「適切な説明のための仮説をつくる方法のこと」を指す。冒頭の千夜千冊の引用部分でいうところの「アブダクティブ・アプローチ」はまさしくこの「アブダクション」の方法論を使い対象に接することを指す。

前述した「演繹」も「帰納」もよく使われる方法ではあるが、両方共「仮説をどうやって作るか?」ということには踏み込んでいない。両推論ともにすでにある仮説、前提を元に目の前の情報群にアプローチする手法だからだ。

ちょっと乱暴な言い方をすると、全ての始まりは「仮説」である。と言える。
では、どうやってその「仮説」を作るか?

有効な課題を解決するための「仮説」をどうやって見つけるか。作れるか。

そこの方法論に踏み込んだのが「アブダクション」である。

この方法論はアメリカが産んだ偉大なる知の巨匠「チャールズ・サンダース・パース」が唱えた推論方法だ。
※Wikipedia:チャールズ・サンダース・パース

パース曰く、アブダクションを「新しいアイディア(観念)を導く唯一の論理的操作」と言っている。

詳細は「アブダクション―仮説と発見の論理」等の本を参照いただくとして、未知なる正解・真実・事実への道にアブダクション、つまりいかに有効で適切な仮説を作るかがとても大切になる。

***

少し話は変わるが、IBMが世界中のCEO1,700名にインタビューした「IBM Global CEO Study」というインタビュー結果がある。
それを見てみると、「CEOは他のどの領域よりも、顧客動向の理解のために多くの投資を費やしている。70%以上のCEOが、顧客セグメンテーションを超えて、個々の顧客、すなわち「個」客について、より深く理解し、その変化に素早く対応することを狙っている。その意欲は、高業績企業のほうが明らかに高い。」とある。

顧客動向の理解、というのは非常に注力され、かつ多くの投資がなされている。

様々な視点で顧客動向の理解を得る取り組みがされていると思うが、顧客理解には人間の最も基本的な生活である「食生活」というのは外すことができない。

地域性、時代性、個人の性格、家族構成等、様々な視点を如実に表してくれるのが「食生活」と言える。

そしてそれゆえ、食生活の理解はアブダクティブなアプローチをするために必須のものとも言える。

***

「アブダクティブなアプローチ」や「食生活の理解」は課題解決のための仮説設定や顧客理解に非常に有益な内容ではあるが、懸念点があるとすれば、「手間がかかる」「時間がかかる」「コストがかかる」そして、有益な仮説を作るための洞察力、そして知見や知識の対象が非常に範囲が広い、ということが言える。

一人一人のビジネスマンが個々に取り組むにはあまりにも対象が広く、深い。

そんな中「食のトレンドレポート」は、辻中俊樹氏が過去の豊富な経験と幅広い知見を元に大海原に落ちている針のような仮説や事実や洞察を一つ一つ拾い上げ、我々の所にラッピングして届けてくれる。

これを無料で、というのは恐縮過ぎる内容になっている。

これからの企業活動においてより必要になるであろう「アブダクティブなアプローチ」と「顧客を理解」するということとって、これほど有益な情報は他にはなかなかないものになっているのではないだろうか。

ビジネスマンには必携のレポートであると断言できる。