【和菓子】9〜10月は栗の渋皮煮や芋ようかんなど。彼岸のおはぎや月見団子も上昇

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和菓子の素材としてさつまいもの人気は高い

8月のかき氷から一転して秋の深まりとともに秋の味覚に移り変ります。9~10月は旬の素材を使った和菓子として、栗の渋皮煮や芋ようかん、芋けんぴ、鬼まんじゅうなどの人気度が上昇します。栗の調理は手間がかかるため家庭での調理は敬遠されがちですが、特にさつまいもは、家庭で調理されるシーンも多く見られます。スイートポテト、焼き芋、大学芋の人気度が高まります。また、秋の彼岸のおはぎ、中秋の名月の月見団子と和のイベントに合わせて伝統的な和菓子の人気も上昇します。かぼちゃは、ハロウィンでの需要が高まりクッキーやケーキ、プリンとして使用されるため、和菓子の素材としては弱い印象になっています。

9月〜10月、旬の野菜・果物は、ぶどう、梨、いちじく、さつまいも、栗

マスカット、プルーン、巨峰、紫芋、洋梨も旬

菓子作りに使われる素材としては「栗」「さつまいも」「かぼちゃ」が3強

【さつまいも】はスイートポテト、大学芋、焼き芋、干し芋、芋けんぴ、芋ようかん、鬼まんじゅう


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【栗】は渋皮煮、甘露煮、モンブラン、栗きんとん

栗は渋皮煮が圧倒的な人気となっています。栗きんとんは10月は茶巾絞りの和菓子、12月はおせち料理の栗きんとんで異なるものを意味しています。

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【かぼちゃ】はかぼちゃクッキー、かぼちゃケーキ、かぼちゃプリン

かぼちゃの人気度が高まるのはハロウィンの人気が高まっていることが大きな理由です。

秋の彼岸の影響で「おはぎ」が2014年は9/4〜10/4に出現し、特に9/20〜23まで上昇

中秋の名月に月見団子、白玉団子、みたらし団子が上昇

 

おはぎ(ぼた餅)や月見団子の需要に対しては時期の見極めが重要です。2014年は、おはぎは8/8頃から、月見団子は9/1頃から人気度が高まりました。2014年・2015年の9〜10月は、その他和菓子周辺では、抹茶プリン、ようかん、水ようかん、ところてん、赤飯、ずんだ餅、もち粉、こしあん、ドライマンゴー、ドライいちじくなどのキーワードが上昇しました。